無料だけど実は……

【トラブル】「無料で遊べる」とうたう携帯ゲームで高額請求 特にソフトバンクは要注意1 :ムネオヘアーρ ★:2009/10/10(土) 23:09:18 0

 「無料で遊べる」とうたう大手携帯ゲームサイトから高額な情報料を請求され、トラブルになるケー
スが相次いでいる。5歳の子どもが親の携帯電話で遊ぶうち、10万円もの高額アイテムを購入して
しまった事例も。親は電話料金に上乗せされた請求を見て初めて気付くことが多いという。国民生活
センターは携帯電話会社などに対し、高額請求の場合は一時的に請求を止めて調べるなどの改善策を
求めた。

 山形県内の主婦(37)が、ソフトバンクモバイルからの請求金額が急増したことに気づいたのは
今年5月。明細には「情報コンテンツ料 4万5150円」とある。小学3年生の長男(9)に聞く
と、大手サイト「グリー」で自分の分身(アバター)を飾るアイテムを買っていたという。

 ゲームは原則無料だが、アバターを飾ったり、ゲームを有利に進めたりするための特別アイテムは
有料で、1点5250円するものもある。テレビコマーシャルでは「無料で遊び放題」などとうたい、
有料サービスがあることは読み取れないほど小さくしか表示されていない。

 購入方法は、携帯画面上の「購入」ボタンを押すだけ。ドコモやauでは有料サービスを受ける際
に暗証番号の入力が求められるが、ソフトバンクは入力を省略しており、長男は母親に無断で何度も
購入していた。請求額は翌月分も含めると8万円近くに上った。

 ソフトバンクは当初、「請求通り支払ってほしい」として相談に応じなかったが、その後、地元の
消費生活センターを経由して再度連絡を取ったところ全額返還された。主婦は「無料だと思って安心
して遊ばせていたのに」と振り返る。

 ソフトバンクの話「返金は個別対応しており、件数や金額は明かせない」

 グリーの話「未成年者の利用について苦情があれば、状況を確認し返金も含めて個別に対応する。
苦情や相談の件数は公表していない」

 有料アイテム157億円市場に

 総務省によると、昨年の交流サイト、ゲームサイトなどでのアイテム販売の市場規模は157億円。
2007年の60億円、06年の5億円と比べ、急拡大している。

 モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が「健全」と認定し、フィルタリング(閲覧制
限)対象外となっている33サイトで見ると、「モバゲータウン」「大集合ネオ」など少なくとも1
3サイトが、「無料で遊べる」とうたいながら、有料アイテムを販売している。

 これに対し、各地の消費生活センターなどには「5歳の子供が着せ替えで遊んだら4日分で10万
円の請求が来た」(広島市)、「10歳の子の使用で5万円請求された」(北九州市)といった苦情
が寄せられている。

 総務省では「未成年者が親の同意なく利用した場合は原則的に取り消すことができる」としている
が、「一度でも支払うと、法的に契約を認めたことになり、取り消しが難しい」と注意を呼びかけて
いる。

(2009年10月10日 読売新聞)

読売新聞)

http
//www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20091010-OYT8T00627.htm