【メモ】アノマロカリス


アノマロカリス(学名:genusAnomalocaris)は、約5億2,500万- 約5億0,50万年前(古生代カンブリア紀前期終盤[カエルファイ]アトダバニアン-中期[ミドルカンブリアン])の海に棲息していた捕食性動物。アノマロカリス科(en)の模式属であり、突出して著名な1属。[i]アノマロカリスカナデンシスの触手の化石(スペインはバルセロナのコスモ・カイシャ科学生物博物館所蔵)

バージェス動物群(約5億0,500万年前に棲息)の代表的動物として広く一般に知られるようになったが、更に古い時代に属する澄江動物群(約5億2,500万-約5億2,000万年前に棲息)にもその姿を見出せる。一方で、バージェス頁岩累層より新しい地層からの出土は今(2009年時点)のところ無い。
現在知られている限りカンブリア紀最大の動物であり、当時の頂点捕食者(生態ピラミッドの最高次消費者)であったと考えられる。
直接と思われる子孫を残さずカンブリア紀中に絶滅した動物であり、所属タクソン(分類群)不明。現生のどの動物群とも類似していない、いわゆる「プロブレマティカ(不詳化石)」の代表例として語られてきたが、節足動物に属するとの説も近年[何時?](1990年代以降?)立ち上がっている。